10月16日(月)

 朝7時15分。新大阪着。
 ここから新幹線に乗り換える。

 この時点で、「とりあえず萩に行こう」と固まっていたので、まずは山口県の小郡まで行く。
 わからん人のために行っておくと、小郡(おごおり)というのは、広島より先、九州より手前に位置する駅である。

 小郡には「ひかり」は止まらない。じゃあ、「こだま」だ。
 小郡まで行く「こだま」は、しばらく無い。じゃあ、とりあえず広島行きに乗ろう。
 ...と、いう思考過程を経て、広島行きの「こだま」に乗り込む。

 「こだま」は各駅停車なので、「ひかり」やら「のぞみ」の通過待ちのため、途中の駅で何度も停車する...と、ここで気づいた。
 どうせ広島行きなんだったら、「ひかり」か「のぞみ」に乗りゃいいじゃん!
(すみません、旅慣れてないんです。それに、寝台車の寝心地が悪くて、寝不足気味で頭が死にかけてたんです)
わかりやすい位置関係図

♪月がとっても...から〜 ♪...山脈 雪割ざくら〜
通過待ちの窓より撮影

 途中で乗り換えしたり、広島で降りて広島風お好み焼きを食べたりしつつ、11時26分に小郡着。
 みどりの窓口で宿の手配を頼もうとすると、「ひとりだと、旅館は高くなってしまう。地元についてからビジネスホテルを当たった方がいい」と言われる。
 と、いうことなので、宿は地元に着いてから考えりゃいいや、と先延ばしにする。

 萩行きのバスは...と、路線図を眺めていると、路線内に日本最大の鍾乳洞「秋芳洞」があることに気づく。
 そういえば、数年前に某所の某物語で秋吉台を舞台にしてたことがあったな...あんときは、「早島リアクションの嘘を暴くツアーでもやりましょうか」などと言ってたのに、結局、実現していないな...などと思い、急遽、秋吉台に立ち寄ることにする。
(わからん人、すまぬ。一部のメンバー向けの内輪受けネタです)

 秋芳洞は、奥にエレベーターがあり、それに乗って外に出ることができる。
 今回は、「入り口 → エレベーター → 秋吉台の展望台」というコースを取った。
 このコースには、出発点に戻らずに別の場所から出てしまうので、「荷物を預けることができない」という問題がある。
 中に入る前に、土産屋のおばちゃんが「お兄さん、これから鍾乳洞行くの? 荷物預かるよ」などと勧誘攻撃をかけてくるが、そんな事情により私は無視した。
 しかし、おかげで私は大きい荷物を抱えて洞窟の中を歩き回ることになった。
(なんで、んなことしたかって? ...ただ、なんとなく...)

どこにでもバカはいるものだ
洞内の岩の落書き

 約1時間ほど内部を見て、エレベーターに乗って展望台へ。
 洞内は年間を通して気温は17度前後なのだそうだが、私はもう汗ダラダラ。
 本当は、秋吉台には他の鍾乳洞もいくつかあり、そっちの方も見て行きたかったのだが、時間が夕方近くになっていて、もう閉鎖時間に近づいていたので、さっさと移動することにする。

 今夜の宿は、東萩のビジネスホテル。1泊4500円のところ、シングルルーム満室のためダブルのシングル利用で5500円。ただし、レストランは廃業してしまったらしく、素泊まり。

 はっきり言って、お世辞にも綺麗とは言えない。
 カーテンレールが天井の留め具から外れているわ、空調には「タイマー不良」などという張り紙がしてあるわ、電話には「故障中」などと書いてあるわ。
 まあ、安いから文句は言わない。
留め具から外れたカーテンレール タイマー不良の空調 故障中の電話
ホテルの素晴らしき部屋

 夕食後、一日の疲れで寝ていると、ケータイに会社から電話がかかってきて叩き起こされた。
 それも2回。

以上