第1ラウンド



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司会進行「それでは、良いですか? 作戦実施する人、手あげて
 ...じゃ、読み上げてってください」

 「えーとですね。サイバー ネクタイ による国会議員入れ換え作戦
−「ああ、ありそうだね」

第1段階:作戦立案

 各プレイヤーは、手元の「作戦立案シール」を使って作戦を立てます。
 シールのA、B、Cを1枚づつ使い、別紙に貼りつければ悪の秘密結社の「作戦計画書」ができます。

 
当然ながら、いずれかの一種類が欠けている人は3種類そろわないので、その回には作戦立案ができません。



 「地球に優しい 鹿 型戦車開発
−「優しいのか?」
−「まあ、動物だしねえ」
 「ええと、冷凍 回遊魚 による金儲け作戦

(一同、笑)

−「回遊魚って...」
−「単にマグロの養殖で大儲けたくらんでるだけじゃないですか」
−「魚屋さん」

 「廉価版 発電所 による世界征服作戦
 「赤色 異星人 による人心荒廃作戦
−「それ、やりたいなあ」
−「タコが襲ってくるわけか」
 「這い寄る もんじゃ焼き 発掘作戦
−「もんじゃ焼き?」
−「発掘するの?」
−「それって、道端に落ちているアレじゃないですか?」
−「それが、這い寄って来るの」

(一同、笑)

−「すげー嫌だー!」
 「アメリカン スプーン のゲーム開発作戦
 「地球に優しい イルカ の歌流行作戦

(一同、爆笑)

−「どこが悪なんだよ!」
−「単なる環境音楽だろうが」
−「癒されてどうするんだ」
−「なんか、正義の味方みたい」
 「超合金 アザラシ 食用化計画

(一同、笑)

−「それいい、それいい!」
−「歯が痛くなりそー」
 「純日本風 空き缶 による最終兵器の建造作戦

(一同、大爆笑)

 「人工知能式 中毒性 口紅 作戦


柳勝清による個別レポート
「第1ターン。柳大将軍です。
 今回は、人工知能式 中毒性 口紅をすすめることになりました。
 他のカードは 『水溶性(A)』『銀河(B)』『地を這う(A)』しかないので、これしかないと思われます。
 1ターン目は様子見で、ちょっと日和ってみたいと思います。
 では。成功を祈ります」


司会進行「では、以上ですね?
 それでは、そこらへんの作戦用紙に戦闘員をひとり乗っけて、テーブルの上に並べてください」

作戦の提示  シールの貼って作った「作戦計画書」を、全員の目に見えるところに並べます。

 なお、作戦を立案したプレイヤーの手元に戦闘員がいる場合(注)、必ず1人を作戦計画書に添えます。(強制)
 つまり、作戦実施のために派遣されるわけです。

(注)後半になると、派遣先の作戦が完了しないため、最初手元に5人いた戦闘員がいなくなってしまうことがありえます。

司会進行「それではですね。自分のところの戦闘員をひとり、他の人の作戦に派遣することができます。
 任意です。やんなくてもいいです。無料です。それでは、派遣先が決まった人は、用紙に記入してください」

第2段階:初期人員配置

 第1段階で立案された自分以外の作戦に対し、自分の戦闘員を派遣します。
 無料でできるので、戦闘員が手元にいるときには、派遣した方がよいでしょう。

 ただし、ここで派遣できるのは、この回に生まれた新規の作戦に対してのみです。

 後にも述べるように、戦闘員が多くあつまるほど有利です。
 しかし、現時点で、各作戦には名称以外に差異はありません
 結局、皆に受けそうなインパクトのある作戦、というぐらいしか判断基準は無かったりします。

個別レポート
「自分の作戦には1号を送ります。
 派遣先は、アザラシ食用化にします」


司会進行「はい、それではよろしいでしょうか。
 それでは、自分が記入したところに、戦闘員を配置してください」
「赤井君、行って来い!」
「ほお、ここ大人気」
「サイバーネクタイは?」
「サイバーネクタイ、こっちです」
「ああ。なんだ2人しかいないのか」
「超合金行っちゃったの? みんな」


 結果、この回では人員の初期配置状況は、以下の通り。

純日本風 空き缶 による最終兵器の建造作戦

這い寄る もんじゃ焼き 発掘作戦

超合金 アザラシ 食用化計画

地球に優しい イルカ の歌流行作戦

サイバー ネクタイ による国会議員入れ換え作戦

人工知能式 中毒性 口紅

地球に優しい 鹿 型戦車開発

冷凍 回遊魚 による金儲け作戦

廉価版 発電所 による世界征服作戦

赤色 異星人 による人心荒廃作戦

アメリカン スプーン のゲーム開発作戦



司会進行「それでは第3ラウンド。さらに、人員を派遣することができます。ただし、この場合は”先輩につけとどけ”が必要です」
第3段階:増員

 さらに、手元の人員を派遣することができます。
 新規の作戦でも、前の回から残っている作戦でも、他人のものでも自分のものでもかまいません。

 ただしこの場合、人員の配置には費用がかかります
 新規に配置する作戦に、「すでに配置されている戦闘員1人1人に、それぞれ功績ポイントカードを1点づつ」渡さなければなりません。
 つまり、すでに3人がいる作戦にさらに戦闘員を配置するには、先輩1人につき1点、計3点の「付け届け」が必要になるのです。

先輩方への付け届け

 逆に言えば、先に派遣しておけば、新人が1人入ってくるごとに、1点の「つけ届け」をもらうことができるのです。


司会進行「みなさん。派遣先は決めましたか?
 それでは、まず付け届けを払ってください。派遣先の先輩戦闘員に」
「戦闘員の上に置けばいいですか?」
司会進行「そうしてください。戦闘員カードの上に、1枚づつ配る。
 新しく配置する戦闘員はまだ配置しないで。混乱するから」
「はーい」
「自分のやつにも、払わなきゃいけないんですか?」
司会進行「払わなくていいです。まあ、払ったところですぐに回収できるんで、払いたければ払っても一緒ですが。
 それじゃ、付け届けの配置、終わりましたか? では、戦闘員も配置してください」


個別レポート
「自分が派遣した先(超合金アザラシ食用化)には先輩が3人...自分のところ(人工知能式中毒性口紅)に1人ついてしまいました。1人もいない予定だったんですが。
 これじゃ、廃案にはできそうにありません。2人(作戦立案時の強制派遣1人と、第3段階の派遣1人)でも充分だと思ったんですけど」

−「解説の柳さん。どれに来そうですかねぇ?」
「そうですね。アザラシが行ってほしいんですけどね。
 自分でたてた奴は引き上げるつもりだったんですけど、1人来てしまったんで、それは無しになりました。
 2人なんで、自分のをもうひとり送り込むってのも考えてるんですけども。そうすると3人になるんで、確率は数段上がると」


這い寄る もんじゃ焼き 発掘作戦
(+2)
純日本風 空き缶 による最終兵器の建造作戦

超合金 アザラシ 食用化計画
(+2)
サイバー ネクタイ による国会議員入れ換え作戦
(+3)
人口知能式 中毒性 口紅
(+2)


個別レポート
「自分に振り込んでくれる人がいたようです。これで4人になりました。なんとかなりそうです」


地球に優しい イルカ の歌流行作戦

地球に優しい 鹿 型戦車開発
(+1)
冷凍 回遊魚 による金儲け作戦
(+1)
アメリカン スプーン のゲーム開発作戦

廉価版 発電所 による世界征服作戦

赤色 異星人 による人心荒廃作戦

第4段階:成功判定

 成功判定時には、各作戦について20面サイコロを振ります(今回は、全員が見れるようにノートパソコンで乱数出力プログラムを走らせました)。

 作戦に従事している戦闘員の数以下が出れば成功です。
 戦闘員を派遣していたプレイヤーは、戦闘員1人につき、出た目×2の功績ポイントを得ます。

 つまり、戦闘員の数が多いほど、得られる功績は多くなる可能性が高くなります。

サイコロ代わりのノートパソコンで成功判定

個別レポート
「自分のたてた作戦が、戦闘員4人になりました。確率増えました。
 なんとかなりそうです。
 ついでに、自分が派遣したアザラシが6人になりました」


サイバー ネクタイ による国会議員入れ換え作戦
 *成功値(戦闘員数)=5
 *結果(サイコロの目)→17 【失敗!】
「はずれ!」
「おのれ国会議員め!」


個別レポート
「国会議員は強かった、ということでしょうか」



地球に優しい 鹿 型戦車開発


個別レポート
「地球に優しい、というのは、悪の組織として間違ってるんじゃないかって気がしますけど」


 *成功値=2
 *結果→13 【失敗!】


個別レポート
「やっぱ初っ端は、うまくいかないようです」


冷凍 回遊魚 による金儲け作戦
「マグロ販売ですね」
「合法的な営業の成果はどうか」
 *成功値=2
 *結果→19 【失敗!】
「お話になりません」
「全然ダメです」
「マグロは取れませんでした」
「いや、冷凍じゃなかったんだよ。生きてた」
「だから輸送するときに逃げられた」

赤色 異星人による 人心荒廃作戦
 *成功値=1
 *結果→1 【成功!】

「1が出ました!」
「成功です。報酬は、1×2=2点」
「まじで!?」
「部下は帰ってきます」
「それが大きいんじゃないでしょうか」
「いいなあ」


 作戦に成功すると、当然ながら派遣していた戦闘員は手元に戻ります。

廉価版 発電所 による世界征服作戦
「そんな作戦、戦闘員がどうやって実行するんだ」
「うーん。世界征服だもんなあ」
 *成功値=1
 *結果→9 【失敗!】

アメリカン スプーン のゲーム開発作戦
 *成功値=2
 *結果→14 【失敗!】

這い寄る もんじゃ焼き 発掘作戦
 *成功値=7
 *結果→9 【失敗!】

純日本風 空き缶 による最終兵器の建造作戦


個別レポート
「これが、なんかいちばん強力そうではありますが。実現性はいちばん低そうなんだけど」


 *成功値=6
 *結果→19 【失敗!】
「19!」
「ダメですねえ」
「人気の作戦だったのに」

超合金 アザラシ 食用化計画


個別レポート
「柳大将軍、これに投資しております。お願いします!」


 *成功値=6
 *結果→6 【成功!】

「6!?」
「最高の結果だな」
「じゃ、ひとりにつき6×2=12点です」
「12点か。大きいなあ」
「ありがとう、アザラシ君!」


個別レポート
「ありがとうございます。ありがとうございます。
 柳大将軍、大儲けであります」


地球に優しい イルカ の歌流行作戦
「これは悪の作戦なんでしょうか?」
「悪の作戦です!」
 *成功値=3
 *結果→18 【失敗!】

人工知能式 中毒性 口紅
「次、人工知能式中毒性口紅...」
「あれ? それ、AABじゃない?」
「あ、ほんとだ」
「作戦は、ABCになっていなければダメなので」
「...派遣した人は、運が悪かったと」


 作戦シール「人口知能式」の分類がA。
 「中毒性」もA。
 「口紅」はB。

 作戦名は、分類A、B,Cを組み合わせるというルールになっているため、この作戦名は無効とされます。



個別レポート
「ABCじゃなきゃダメだったそうです。しっぱーい
 揃わないとダメだということが、わかってませんでした。残念


第5段階:カード補充

 全プレイヤーは、カードを1枚引くことができます。
 また、この回に作戦立案ができなかった(→作戦シールのA、B、Cが揃わなかった)人は、1枚引く代わりに「3枚捨てて3枚引く」ことを選ぶことができます。

(正直言って、このルールは失敗でした。余計なルールが増えた割には機能していたとは言えず、運の悪い人はABCのセットが揃いにくくなってしまいました。もう少し単純なルールで、シールを引きやすくした方が良かったと思っています)


個別レポート
「『流行作戦』しか、なんかできないようです。
 Aは銀河、水溶性、地を這う、しかありません。
 Bは妖精、航空母艦。
 航空母艦流行? 妖精流行...どっちがいいかな。
 地を這う航空母艦...これよさそうだな。これで行ってみたいと思います。

 ...地を這う妖精流行作戦の方がいいかな。
 水溶性妖精は、ちょっとゴロが悪いし...」



「はい、それでは、第2ターンに行きます」


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