【戻る】
投票特許許可局 ルール
■0.大原則
すたっふハ神聖ニシテ侵スベカラズ。
ルール中の疑問点、矛盾点が生じた場合は、スタッフがその場で決する。
■1.概要
1-1.参加プレイヤー20人以上を想定した、イベント用ゲームである。運営用スタッフとして、最低限司会役が1人は必要。書記も1人いないと辛い。
1-2.プレイヤーは有権者 兼 立候補者となり、選挙を通じて得点を稼ぐ。
1-3.各プレイヤーは、何回か行われる選挙で、数回出馬する。
1-4.以後、ある選挙戦において出馬したプレイヤーを「候補者」、それ以外のプレイヤーを「有権者」と呼ぶ。
■2.スタッフが用意するもの
ポーカーチップ6色 | 各100枚ぐらい
|
出馬指定用紙 | (後述)
|
政策カード | (後述)
|
封筒 | プレイヤー数×2
|
投票用紙 | プレイヤー数
|
得点記録用紙 | プレイヤー数
|
■3.開始時にプレイヤーが受け取るもの
3-0.封筒
1枚目の封筒にチップ(3-1.)、2枚目の封筒に政策カード(3-1.)が入っている。
3-1.チップ 10枚
赤、黄色、緑、青、白、ピンクの6色がランダムな組み合わせで来る。
当然、人によって枚数の多い色、少ない色、全く持っていない色等の偏りが生じる。
基本的に、ゲーム終了時には1枚につき10点の価値を持つ。
選挙の結果によって、色ごとの価値は変動する(赤は1枚につき20点、白は1枚につき−3点、とか)。
3-2.出馬指定用紙×2枚
各用紙に、「あなたは第××期の選挙に出馬すること」と書いてある。
この指示に従って、国民は選挙に出る。
従って、各国民は選挙には2回出馬することになる。
3-3.政策カード×十数枚(全プレイヤーに、全カード配りきる)
候補者が選挙出馬時に掲げる公約。
「赤チップの価値に+2点、白チップの価値に−2点」
「ゲーム終了時に青チップを1枚も持っていない人は+15点」
「これ以後、有権者は自分が投票した候補が当選した時にはチップを1枚無料でもらえる」
「すでに適用されている公約を、ひとつ無効にする」
等といったことが書いてある。
当選すると、即座にルールが適用される。
3-4.投票用紙
有権者が投票する候補者を記入する用紙。
投票毎に回収はしない。
1枚の用紙が「第1期」「第2期」等と書かれた欄に区切られており、各期に各有権者が投票する候補者名を記入する。
(全有権者の記入後、全員の挙手によって得票数を計算する)
3-5.得点記録用紙
ゲーム終了時に得点を計算するのに使用する。
■4.ゲームの流れ
(1)準備
(1)-1.全プレイヤーに初期配布物を配る。
(1)-2.ルール説明。
(2)選挙戦
(2)-1.選挙公示
立候補者を決定し、段上に上げる。
スタッフが
「『第××期』と書かれた出馬指定用紙を持っている人、前に出てきてください」
と言う。
(2)-2.選挙演説
各立候補者は、自分が掲げる公約(政策カード)が何であるかを、全有権者に向けてアピールする。
(2)-3.投票
全有権者は、投票用紙の該当する欄に「自分が投票する候補」を記入する。
(2)-4.開票
スタッフが「1番の○○さんに投票した人、手を上げてください」などと言って得票を確認し、当選者を決定する。
当選者が決まったら、政策を実現する。
→(2)-1.に戻る。
(3)最終集計
全プレイヤー、手持ちチップ、ボーナスとペナルティから勝利得点をはじき出す。
いちばん高得点の人が勝利。
■5.選挙戦
5-1.「4.ゲームの流れ」で述べた、(2)-1.〜(2)-4.の流れを「1期」と呼ぶ。
選挙戦1期は、候補者5人で争われ、2名が当選となる。
スタッフは、全国民が2回立候補できるよう、参加人数によって何期プレイするかを適当に調整する。
5-2.各候補者は1回の選挙戦で、公約(政策カード)を2つ掲げることができる。
また、必ず2つ掲げなければならない。
5-3.立候補者に投票権は無い。ただ投票されるのを待つのみ。
有権者は棄権できない。必ず投票する。
5-4.開票後、得票数の多い候補者上位2名が当選となる。
得票同数の場合は、ジャンケンにより上位を決する。
5-5.当選者の掲げた公約を実現する。
複数の政策の適用順序によって結果が変化しうる場合は、以下のルールに従って適用順序を決する。
5-5-1.ひとりの当選者が掲げた2つの公約は、当選者がその適用順序を決めることが出来る。
5-5-2.2人の候補者が掲げた公約は、得票の少ない候補者の物を先に実現する。
(例)
A.「赤チップの価値に+10」
B.「赤チップの価値を0にする」
が有る場合、Aを先に適用すれば赤チップの価値は0になる。Bが先なら10になる。
5-6.落選した候補が掲げた政策カードは、ゲームから除かれる。
■6.チップ
6-1.チップには、赤・黄・緑・青・白・ピンクの6種類がある。
それぞれが、この国における「利権」または政策によって価格が変動する「株」とでも思ってもらう。
(当初、「製造」「流通」「福祉」といった分類がなされた「利権カード」を作ろうと思っていたのだが、カードのコストがもったいない、ごつい漢字の書かれたカードは難しそうな印象を与える、チップの方が扱いやすい、何よりカードを作るのが面倒くさい...という理由で、チップにした)
6-2.ゲーム開始時から価値が変動しなければ、ゲーム終了時、チップは1枚につき10点の価値を持つ。
ただし、ゲームが進むにつれて価値は変動する。
価値はゼロ、マイナスにもなりうる。
6-3.たとえ不用になっても、チップやお金を捨てたり隠したり持っていない振りをしたりしてはならない。
他人に譲渡もできない(政策により可能にされない限りは)。
6-4.プレイヤーにチップを取得させる法律が複数ある場合は、成立順序が古い法律から先に適用し、該当するプレイヤーがチップを受け取る。
同じ法律で複数プレイヤーが同時にチップを取得できる場合は、適当な順番で引いてもらう。
6-5.途中でなくなったりしないよう、スタッフは充分な枚数のチップを用意する。
と、いうのが理想だが、もし無くなりそうになったら、スタッフは全プレイヤーからチップを数枚づつ徴収する(どの色のチップを出すかは所有者の任意)。
と、いうことが有りうるということを、スタッフはゲーム開始前に明言しておく。
■7.政策カード
7-1.ある政策カードを掲げた候補者が選挙で当選すると、それが実現する。
7-2.政策カードは「即効」「継続」の2種類に分類される。
7-3.「即効」タイプの政策は、即座に効果が現れる。ただし、1回きりでゲームから除かれる。
7-4.「継続」タイプは、効果が継続する。
7-4-1.複数の「継続」タイプの政策で効果が矛盾する場合は、後から実現したもののみが有効となり、古い政策は廃止される。
7-4-2.矛盾するかどうかは、スタッフが判断する。(なるべくなら、選挙前にその旨をはっきりさせておいた方がいい)
■8.勝利条件
8-1.ゲーム終了時、チップの価値、現金の価値、ボーナスとペナルティを合計して最高得点の者が勝利。
8-2.同点の場合は、以下の優先度で順位を決する。
当選回数が多い
> 選挙での得票数合計が多い
> 所有チップ枚数が多い
> 所有チップの色数が多いい
> ジャンケン
【戻る】