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2001年9月26日(水) その2

 羽田を離陸して宮崎空港に着く。
 とりあえず宮崎に来たら、あのリゾート開発計画の失敗例として名高い、経営
破綻の代名詞「宮崎シーガイア」に行かなくては...と決めていた。
 今、行っておかないと、いつなくなってしまうかわからんからね。

 宮崎空港から、シーガイア行きのバスに乗車。
 乗客は、私の他には高校生らしきカップル2人のみ。
 さすがは経営破綻リゾート。
 まあ、平日の昼間だし、しょうがないか。


 宮崎シーガイア オーシャンドーム着。
 波のプールやウォータースライダー、他に行き場が無いのをいいことにバカ高
い料金を取るアイスクリームや焼蕎麦などがあるリゾート施設である。

 休憩所で食事をしていると「めぐみちゃん」という女の子が話し掛けてきて、
なんかしらんが仲良くなって一言会話をするたんびに「あいしょう」だの「しん
らい」だのと書かれた文字が上から落ちてきて、一日遊び倒した後に「楽しかっ
たね、明日もデートしよ」などと言われたりしたのだが、「これをあと三日も続
けるのか。やってられん!」とリセットボタンを押した
 ...なんてネタやって、何人の人が理解できるんですかね。

 私は話のネタとして来ただけだし、野郎一人で九州くんだりまでやってきて一
人でプールで泳いでも空しいだけなので、「見学コース」のチケットを購入して
ブラブラと見て回る。

 レストラン等の飲食施設が、ことごとく閉まっている。土産屋も半分閉まって
いる。客の姿もまばら。アトラクションに人影は無い。
 さすがは経営破綻リゾート。
 まあ、平日の夕方だし、しょうがないか。

 館内の廊下に「シーガイアの歩み」と称するポスターがあった。
 シーガイアができて以来の、さまざまな出来事を綴ってあった。
1999年7月「宇田多ヒカル(ファーストライブ)ビデオ コンサート オー
シャンドームで開催」で、記述が途切れていた。
 その先はどうしたんだ。経営破綻のこととか。


 土産物屋を色々と見て回る。
 焼酎の試飲コーナーがあったんで、色々ためして芋焼酎と米焼酎を買いこむ。

 今回は「宮崎が宮崎へ」というだけのウケねらい旅行なんで、土産物は「宮崎」
の文字が入った物でなければならない。明日以降はよそに移動するかもしれない
ので、今のうちに買っておかなければ...
 と、考えた結果、一日目にして大量の土産物を抱える。
 全部持ったまま明日以降を過ごすのはつらいので、さっさと宅配便で自宅に送っ
てしまった。

つづく