第1期
ゲームでは全部で10期、つまり10回の選挙を行います。 各期毎に、プレイヤーのうち5人が、選挙に出馬する候補者となります。 誰が出馬するかは、ゲーム開始時に配られた「出馬指定カード」に従います。 この数字に対応する期に、プレイヤーは出馬することになします。 |
−『おーーーーっ!』
場内の一部より、拍手。
−「なんか、めちゃめちゃ人気あるじゃん」
出馬した候補者は、手持ちの政策カードから2枚を選んで、選挙公約として掲げることができます。 政策には、「継続」「即効」の2種類があります。 「継続」タイプの政策は、いちど成立してしまえば、基本的にゲーム終了時にまで効果を発揮しつづけます。 ここで榎本さんが掲げた政策No.233は、ゲーム終了時の得点計算を左右するものなので、ゲーム終了時にのみ効果を発揮します。 |
「即効」タイプの政策は、即座に効果を発揮し、1回限りで捨てられます。 ゲーム開始時、各チップはすべて1枚につき10点の価値を持っています。 このまま価値が変わらなければ、ゲーム終了時、チップを1枚持っている毎に10点が得られます。 |
先にも述べた通り、選挙時には、各候補者は政策を2つ掲げます。 今までは「継続」と「即効」をひとつづつ挙げていましが、この小池さんのように「即効」2つ、または「継続」2つでも構いません。 |
2つ掲げた政策をどちらから実現するかは、候補者自身が決定できます。 たとえば、この場合「緑に+4」を先に、「緑と白の入れ換え」を後にすると白の価値に+4されますが、 「緑と白の入れ換え」を先に、「緑に+4」を後にすると、緑の価値に+4となります。 こういう時は、候補者が自分に都合のいい順番を決められます。 |
5人の選挙演説が終わると、いよいよ投票です。 立候補者以外のプレイヤーは、手元の紙に、自分が投票したい人の名前を記入します。 その後で全員の投票した候補を調べ、上位2人までが当選となり、その人の掲げた政策が実行されます。 |
当落 | 氏名 | 得票 | 政策 |
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当 | 玉本晃一 | 8 | (即効)黄色に+3/桃色に−4 (継続)所有枚数が偶数の色毎に+15点 |
当 | 榎本久 | 7 | (即効)白の価値を2倍/桃色の価値を半分 (継続)白を1枚でも持っていると+15点 |
落 | 森竜太郎 | 3 | (即効)黄色の価値を2倍/青の価値を半分 (継続)「コギャル法」 |
落 | 小池克博 | 1 | (即効)赤に+3/白に−4 (即効)黄色に+4/緑に−3 |
落 | 宮村幸男 | 1 | (即効)緑に+3/青に−3 (即効)白と緑の価値を入れ換える |
複数の当選者の政策は、下位の当選者が掲げたものから実現します。 ピンク色チップの価値に注目して説明します。 *榎本政策「ピンクの価値を半分に」 *玉本政策「ピンクの価値を−4」 最初のチップの価値は、先に述べた通り一律1枚につき10点です。 この場合、まず2位の榎本さんの政策により、価値は10×0.5=5となります。 次に1位の玉本さんの政策により、価値は5−4=1となります。 もし仮に玉本さんが2位、榎本さんが1位だと、 まず最初に玉本さんの政策により価値は10−4=6。 次に榎本さんの政策により価値は6×0.5=3となっていました。 |
第1期終了時/チップの価値 | |||||
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●赤 10→ | ●青 10→ | ●緑 10→ | ●黄 13↑ | ○白 20↑ | ●桃 1↓ |
継続政策 | |||||
所有枚数が偶数の色毎に+15点。 白を1枚でも持っていると+15点。 |
当・落 に関わらず、ゲーム終了時、各プレイヤーは自分が選挙に出たときの得票1票につき、1点を得ます。 また、選挙に当選した候補者は、当選報酬としてチップを1枚ランダムに引くことができます。 |