昔々、ある所に島がありました。【島】
そこに住んでいるのは、綺麗な女王様でした。【女王】
あるとき、その女王様が散歩していると、洞窟を見つけました。【洞窟】
女王様は、その洞窟の中に入っていきました。
そこで、ある人物に出会いました。【2人が出会う】
その人は、そこに住んでいたのですが、非常にずるがしこい人でした。【とても賢い】
そして、相手が女王様だと知ると、彼女を利用して大金を手にしてやろうと考えました。【宝】
その人物は、まず自分のペットの言葉を喋る動物を使うことを考えました。【動物が喋る】
この動物は、人に呪いをかけることができました。【呪い】
その呪いによって、女王様はいきなり醜い顔になってしまいました。【醜い】
そして、女王様を塔の中に幽閉しました。【塔】
塔は、山の中にありました。【山】
そのずる賢い人物は、魔女でした。【魔女】
魔女は考えました。
「醜い姿にする、というのはいいけど、どうやって大金を手に入れるのか考えてなかったわ」
悩んだ挙句、
「いい考えを思いつかないから、もうこのことは無かったことにしよう」
と、洞窟のある廃墟に帰ることにしました。【廃墟】
実は、洞窟は廃墟の中にあったのです。
そのころ、王宮では、散歩に行った女王様が帰ってこないために大騒ぎになりました。【王宮】
国では捜索隊を組織し、いたるところを探しましたが見つかりません。
そこで、息子である王子様が考えました。【王子】
「そうだ、このへんのことに詳しい老婆に聞いてみよう」【老女】
老婆は言いました。
「とても邪悪な気配が感じられます。【邪悪】
...山の中の塔が見えます」
王子様は頼みました。
「その塔の中にいるのですね。では、その塔はどこにあるのですか。この地図のどのあたりか、指し示してください」
「それはできません」
「なぜですか?」
「私は、目が見えないのです」【盲目】
「では仕方が無い。塔がどこにあるか、探しまわってみよう」
人々は、塔を探しまわりました。
意外なことから、その場所がわかりました。
実は、王宮の中には隠された扉がありました。【ドア】
その扉の先は、山の中の塔につながっていました。
無事、女王様は見つかりましたが、彼女はとても醜くなったままでした。
王子様は、国中にそのことを触れ回り、コンテストを開催して魔法を解いてくれる人を求めることにしました。【コンテスト】
その魔法解き競技会に出場した妖精が、醜くなった彼女を美しく戻すことができました。【妖精】
しかし、美しく戻すためには、彼らは踊りつづけなければならないのです。
彼らは今でも、踊りつづけているのかもしれません。
(P:「ひでー」「全然、救われねー」「女王様、悪いこと何もしてないのに...」)