第4期


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1.伊藤雅之

伊藤「みなさん。やっぱり、栄えるものは栄えなければいけません。まず即効政策として、黄色チップの価値を2上げたいと思います。しかし、予算には限りがあります。(録音聞き取り不能)ければなりません。よって私は、桃色チップの価値を−3させていただきます」

 桃色チップ、人気ありません。
 選挙のたびに、みなに価値を下げようとされます。

伊藤「その次の法律ですが。投票には夢を持ちましょう、みなさん。(録音聞き取り不能)はやはり損じゃないですか。そこで、投票時、有権者は誰が当選するか予想することができます。予想通りに当選すると、チップが1枚もらえる、というのはどうでしょうか」

司会「予想は2人分です。誰と誰が当選するか、というのを予想する」
−「枠番連勝ですね?」
司会「そうです。枠番です。どっちが上か、というのはあてなくても良い」

伊藤「みなさん、ここがチャンスです。この伊藤に、清き一票をお願いします」


2.下谷友治

下谷「みなさん。私、亡き父の後を継いで、『日本を下谷にする党』から立候補いたしました、下谷と申します」

 一同、笑

下谷「私はですね、そんな使い捨ての即効性の政治なんかよりも、持続する、後に残る政策を行いたいと思っております。
 今、チップがもらえなくて苦しんでいる、今、得点的にちょっと苦しいと思っているあなた。そんな方の為に大逆転のチャンスを、継続の法律を御用意させていただきました。
 選挙前に、6色の全ての色についてサイコロを振ります。1が出ると、その色の価値が+2。2と3が出ると+1。4、5が出ると−1。6が出ると、−2にします。
 サイコロで価値が変わります。ピンクをたくさん持っている人、チャンスですよ!」


 一部、笑。

下谷「それと、先ほどからみなさんは、政治家は運だ運だとおっしゃいますが、やはり政治家は実力です。大切なのは演説なんです。演説で大切なのは言葉。そしてその言葉を喋るのは口です。みなさん、口を達者にいたしましょう。と、いうことで。
 発表しますのは『早口言葉法』


 場内、爆笑

下谷「みなさま、必ず1回は立候補されることになると思いますが、演説の前に、
 『隣の竹垣に竹たてかけた』  もしくは、それがちょっと苦手だなーと思ったら  『隣の客は、よく、きゃき...』」


『Booooooooooo!!!!!』
 盛大なブーイング。

下谷「え、えと、
 『隣の客は、よく柿きゅ...柿食う客だ』の、どちらかを、3回続けてつっかえずに言わなければなりません」


−「言えるかー!」
−「自分で言えてねーじゃん」

下谷「で。つっかえずに言えた場合は、その人の選挙での得票に、2票のボーナスをさしあげたいと思います」

 一部から冷たい突っ込み。
−「まあ、頑張ってくれよ」

下谷「...ああいう雑音に惑わされずに、是非、下谷に清き一票をお願いいたします」


3.小峰英明

小峰「小峰と申します。えー、3回までの選挙で、すでに受かったらいいのか落ちたらいいのかわからなくなってしまってるんですけど、前向きに、皆様のためになる政策を立てさせていただきます。ひとつは、継続の法案...」

 ...ここで、録音のカセットテープが片面終了しました。
 入れかえるまでの間、小峰さんの演説は残念ながら記録に残っていません。
(申し訳無い)

 政策は、
(即効)黄色チップの価値を2倍/白チップの価値を半分
(継続)桃色チップを1枚でも持っていると+15
 の2つです。
 前回、前々回と利益を上げつづけた黄色派に、またさらなる利益をもたらす法案。
 現在、ただでさえ価値13ある黄色チップが倍になれば、黄色を大量に持っている人にとってはウハウハです。


4.芳賀秀和

芳賀「えー、どうも。日本共産党公認候補の芳賀と申します」

 一同、爆笑。
−「いつからだよ」

芳賀「今、不景気ですので、国民に等しく負担していただくということで、『黄色チップ国有化法』というのを実施します。
 全国民の持つ黄色チップを没収いたします。ただし、没収された者は、同じ枚数のチップをランダムにもらえます」


−「その中に黄色が入っている場合もあるんじゃ?」

芳賀「ええ。その時は、そのままもらえます。」

 一同、笑。

芳賀「あと、もうひとつあります。(録音聞き取り不能)して、チップを入手する機会も多いと思いますが、チップを入手する際には、自分の持つチップのうち、ある1色を捨てなければならない。その後、捨てた枚数+1枚をランダムに引く。つまりいらない色のチップを切り捨てることができる訳です」

 候補者の公約をホワイトボードに書きとめていた書記より愚痴。
書記「なんか今回、書きにくい法律ばっかりだな」
 一同、笑。


5.中山淳子

中山「日本みどりの党より立候補しました中山と申します」

−「おっ、来た来た!」
−「いいぞ緑」

中山「みなさん、黄色いっぱい持っていらっしゃいますね。そんなの没収してどうするんですか」

 一同、笑。
中山「そこで私は、そんなものを没収するよりは。緑の色を没収して緑を国有化することを公約致します」

−「今度は緑の国有化か」
−「この2人が通ったら大変だぞ」

中山「さらに継続として、緑色のチップを1枚も持っていない場合には+30点を差し上げたいと思います」

−「あれ、でも1枚も持っていない時に実行されたら?」
司会「プラス点がつくのはゲーム終了時です。他にも、+何点という政策は、全部ゲーム終了時に適用です」

中山「皆様にギャンブルの機会を与えたいと思います。お願い致します。日本みどりの党立候補の中山でした」



−「ちょっと待って。これは難しいなー」

 「難しい」というのは、ほとんど時候の挨拶のようになっていて、毎回の選挙毎に聞かれています。
 今回の焦点は、黄色派vs反黄色派の戦いです。

−「黄色持ってない人は、何としてもここに入れたいだろうしね」
−「どうしようかな」

下谷「さあみなさん。全日本を早口言葉にしましょう」

−「それはいいや」

当落 氏名 得票 政策
小峰英明 (即効)黄の価値を倍/白の価値を半分
(継続)桃色チップを1枚でも持っていれば+15点
芳賀秀和 (即効)黄色チップの没収
(継続)チップ入手時は1色を全て捨てる
伊藤雅之 (即効)黄に+2/桃色に−3
(継続)選挙予想が当たればチップ1枚
中山淳子 (即効)緑チップの没収
(継続)緑を1枚も持っていないと+30点
下谷友治 (継続)チップの価値がサイコロで変動
(継続)「早口言葉法」

 黄色派の支持を得て小峰さんが当選。結果、黄色チップの価値は13→26と急騰します。
 が、当時に反黄色派に推され芳賀さんが当選したので、全プレイヤーの黄色チップは没収。
 結局、黄色チップは26という最高価値を持つことになったものの、すべて失われることになりました。

−「おれ5枚」
−「おれ7枚」
−「みんな、ずいぶん溜め込んでたんだ」
−「革命成功って感じだね」
−「まさに革命。反黄色革命」

司会「じゃ、最上位投票ボーナス。小峰さんに投票した人、1枚です。が、芳賀さんの政策が成立しているので、何か手持ちの1色を全部捨ててください」
−「ピンクなんか捨てます」
−「5枚捨てたから、どうなるんだ?」
司会「5枚捨てたなら、6枚引いてください」
−「でも、ピンク15点法案が通ってるんだよね」
−「私はピンク残すよ」
−「俺は反白色学会なんて、白を捨てます」
−「えーと、3枚だから4枚引き...あ、足りない。もう1枚」
−「落選者ももらえるんですよね。1色捨てて」
−「これからチップ引くときは、常に1色捨てるんですか?」
司会「ああ、めんどくせー! 誰かこの法律、廃止してくれよ!」

第4期終了時/チップの価値
●赤 10→ ●青 6→ ●緑 20→ ●黄 26↑ ○白 12↓ ●桃  1→
継続政策
所有枚数が偶数の色毎に+15点
白を1枚でも持っていると+15点
投票した候補者が最上位になると、チップがもらえる
選挙の報酬は落選者に支払われる
得票1票につき2点
靴下の配色が2色以上なら+20点
桃色チップを1枚でも持っていれば+15点
チップ入手時は1色を全て捨てる


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