第5期


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1.杉村たすく

たすく「おはようございます。たすくです。なんか、もうチップの価値がどうなっているのか、わかってらっしゃらないと思います。みなさん、どのチップを一杯持っててどのチップを持ってないのか。周りもわかってないだろうし、またコロコロ変わるんで、とりあえずチップを増やそうということで、また即効の公約。赤色チップを2枚以上持っている人は、チップを1枚もらえます。まあ、とにかく今のうちにチップの枚数を増やしておいた方が。そう簡単に減らないと思いますし。一色捨てても増えますんで。みなさん、赤色チップ2枚くらい持ってると思います。
 もうひとつ。もうひとつですね。継続の公約になりますが、チップを入手する際、白を引いたら引きなおすということを提案したいと思います。これは白を引いたらもう一度引いて、次も白だったらまあしょうがないという法案なんですが、なかなか白は入手できなくなると。白の価値は現在、中途半端というか(録音聞き取り不能)ってとこですね」

−「悪くないな」

たすく「その分ですね。白の分だけ、あの袋の中に一杯入っている、みなさんさっき没収されてしまった黄色(注:価値26。高価格)を引くチャンスを与えようと。そういった公約になっております」

−「ピンク(注:価値1。クズ)引くチャンスも増えるじゃん」

たすく「以上です。よろしくお願いします」


2.宇佐美修策

宇佐美「どうも。自由眠主党公認の宇佐美と申します」

 一同、笑

政策No.202
宇佐美「利益誘導の政策は、次回打ち出します。今回出すのは、現行法の廃止です。1色捨てて、チップを引くというこの法律は、非常にめんどくさくてウザい。私は、この法律を廃止いたします」

−「え、その、廃止するってのは、そのカードに書いてあるんですか?」
司会「どれを廃止するか明言する、ということになっています。当選したら、必ず守らないといけません」

宇佐美「公約です。自民党と違って、これは必ず守ります」

−「その自民党公認だろ!」
 場内、爆笑
−「きっとジミントウのミンが、睡眠の眠とかになってるんだ」

政策No.299
宇佐美「利益誘導政策としましては、誕生日が4月、5月、6月生れの方のみ、誘導させていただきます。4月、5月、6月生れの方は、ゲーム終了時に+20点

−『おおーーーー』
書記「『おおっ』て、そんなにいるの?」

宇佐美「以上、2つの法案を、私が当選した暁には実行させていただきたいと思います」

−「すみません。証明書の提出は必要なんでしょうか?」
司会「...いいです。自己申告。ウソつかない」

宇佐美「以上、自由眠主党公認の宇佐美でした」


3.足立和雄

足立「無所属の足立と申します。前回の選挙で、黄色の価値が上がっているにもかかわらず、国有化されて取り上げられました。それで今回私は、黄色の価値と白の価値を入れ換えることを提案します」

−『おおー』
−「結構、大きいな」
−「出たな、白色学会!」

足立「白の方。これで倍以上の価値になるんで、当選したら、かなりの価値になると思います。
 それと、継続の法案なんですけども。先ほどからコギャル法とか早口法とか色々ありますが...現在のストレス社会。やはりあの...」


−「なに!?」
−「この類か?」

足立「みなさん、仕事やら何やらでストレスを抱えてると思います。そのストレスを発散するために、幼児に戻ろうと。『幼児語法』というのを制定したいと思います」

−「やめてー!」

足立「話し言葉の『さ』『し』『す』『せ』『そ』は全て、『ちゃ』『ち』『ちゅ』『ちぇ』『ちょ』に変換しなければならない。語尾には『でちゅ』をつけなければならない

 一同、笑。

足立「たとえば。『みなちゃんの、きよきいっぴょうを、おねがいちまちゅでちゅ』というように使います」

 一同、爆笑。

足立「この法案は、当選しましたら次回から有効となりますので。なにとぞ、ストレス解消のためにも、赤ちゃんになりきっていただきたいと思います」

−「それは、溜まるだけだよ、ストレスが」
−「ストレス溜まる」
−「ピカチュウでちゅ」


4.渡辺俊策

渡辺「渡辺といいます。Shunでも結構です。まず、2つのうち...2つとも継続の法案なんですけど、今まで陽の当たってなかった青色チップ。これがゲーム終了時に1枚でも持っていると、+15点

−「んー」
−「どうだろ」

渡辺「それともうひとつ。チップを貰うときには、もらえる枚数+2枚を引いて、その中から自分の欲しいものを1枚選ぶと」

−『おおー』

渡辺「これは、今回当選すれば今回より有効となります。以上です」



草場純「すみません、途中なんですけど。私、脳梗塞で倒れましたので」

 一同、笑。

草場純「地盤は全て姫村さんに譲りますので」

−「お疲れ様でした」
−「お大事に」
 と、言うわけで、当日、用事があった草場(純)さんは、途中から会場に来られた姫村さんに手駒を全て引き継ぎ、退出されました。
司会「...それでは、葬儀も済んだところで続きに参りましょうか」
−「まだいるっての」
−「選挙ギリギリまでは生きてるんだから」


5.菅原正文

菅原正文「御通行中のみなさま。菅原正文でございます」

書記「通行してねえよ」
−「書記が突っ込むな」

菅原「私が当選しました暁には白チップの価値に+3することをお約束致します。ただし、青色チップの価値を、残念ながら−2させていただきます。また、日本人の4割はA型だと言われております。無党派層も4割だと言われております。4割と言っても馬鹿にならず、あの首相をして...無党派層は寝てろと首相が言ったぐらい、政権を左右するもので、案外馬鹿にならない数字であります。そしてその4割の数字にターゲットを絞りたいと思います。
 これは継続なんですが、血液型がA型なら+20点。ただしゲーム終了時のみ有効であります」


−「じゃあ、ゲーム終了時にA型じゃなきゃいけないんですね」
 一同、爆笑。
司会「えーと、じゃ、それではですね。集計用紙の自分の名前の横に、自分の誕生月と血液型を書いておいてください」

菅原「菅原正文に、清き一票をお願い致します」



−「は、はあー」
−「個性的だなあ」
−「迷うなあ」
−「マジでこれ、わかんねえな」
−「幼児語法...」
−「これさえ無ければなあ...」
−「幼児語法はちょっとなあ。いただけねえよなあ」
−「ダメだ、こいつは」
−「これも魅力的なんだよな」
−「どうしよう、これ」
 先に成立した「自分が投票したのが最上位ならチップ1枚」法案のおかげで、有権者も真剣に悩みます。

当落 氏名 得票 政策
宇佐美修策 (即効)「チップ入手時に1色捨て」の廃止
(継続)4月、5月、6月生れなら+20点
渡辺俊策 (継続)青色チップを1枚でも持っていれば+15点
(継続)チップ入手時はもらえる枚数+2枚引いて1枚選ぶ
菅原正文 (即効)白に+3/青に−2
(継続)血液型ABなら+20点
杉村たすく (即効)黄色チップを2枚以上持っている人はチップを1枚もらえる
(継続)チップを入手する際、白を引いたら引きなおす
足立和雄 (即効)黄色と白の価値を入れ換える
(継続)「幼児語法」

−「ってことは、1色捨て法は廃案ですね」
−「やったあ!」
 拍手。
−「A型優遇法も廃案だね」
−「血液型で国政を左右してはいかん」

第5期終了時/チップの価値
●赤 10→ ●青 6→ ●緑 20→ ●黄 26→ ○白 12→ ●桃  1→
継続政策
所有枚数が偶数の色毎に+15点
白を1枚でも持っていると+15点
投票した候補者が最上位になると、チップがもらえる
選挙の報酬は落選者に支払われる
得票1票につき2点
靴下の配色が2色以上なら+20点
桃色チップを1枚でも持っていれば+15点
4月、5月、6月生れなら+20点
青色チップを1枚でも持っていれば+15点
チップ入手時はもらえる枚数+2枚引いて1枚選ぶ


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