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2001年12月21日(金)
 翌日の22日、職場の人間で、麻雀大会が開催されることになっていた。
 しかし、仕事で状況が変わり、「このままでは、参加は難しいのではないか?」という雰囲気に。
 自分たちが参加できないのは仕方が無いが、面子が足りなくなることによって、他の参加メンバーが卓を立てることができなくなるのが困る。
 参加が難しそうなのは3人。開催はもう翌日。こんな短期間で、代わりの人間が見つけなければならないのか?

 ...と、額をつきあわせて相談していると。
 逆転の発想発言が飛び出す。
「3人をなんとかするんじゃなくて、1人減らすんでもいいじゃん」

 結局、こちらの事情とは全く関係無く、明日は参加可能だったはずのNに電話をかけ、参加を取りやめさせることで、卓割れは防がれた。

《教訓:ひとつの考え方に捕らわれない。》


2001年12月17日(月)
 前日、飲み会があった。
 さんざん飲んで、帰宅も遅くなったので、朝は辛いかもしれない。
 と思っていたのに、スッキリ目が覚めた。
 なんだ、心配するほどのこともなかったな...と思いつつ、アラームを止めるために目覚まし時計を手に取った。

 11時だった。

《教訓:夜、寝る前には、必ず目覚ましをセットする。》


2001年11月 9日(金)
 横浜にて。
 前カゴに、ポテトチップの袋を開いて乗せ、食べながら自転車をこいでいる女を見た。
 そんだけ。

《教訓:日記にオチは必要ない》


2001年10月24日(水)
 知人より、「秋の吟醸酒を味わう会」なるイベントのことを聞き、参加することにした。
 場所は赤坂の某ホテル。
 まっとうに出社しては参加できそうにないので、この日は有給休暇を取ることにした。

 何週間も前から休むことを宣言し、上司の許可も取り、あとは当日を待つだけ。
 ...だったのだが、
仕事で色々あって勤務先が変更になり、引越し作業が入った。人手の問題で、この日、私が会社のノートパソコンを引越し先に持っていかねばならないことになった。
 それでも、持っていくブツは前日に家に持ち帰り、朝、引越し先に顔を出して物を置けば帰っていい、と言うだけの話だった。前日の時点では。

 当日。
 新しい職場に出社して、運搬ブツを渡して帰ろうとすると。上司が言った。
「引っ越してきて初日から、来ていきなり帰るのはまずいから、昼頃までは居てよ」
「...」

 午前中を過ごして、職場を出る。
 イベント開始までは時間があったので、フラフラとあちこち見まわり、神保町の某書店でボードゲーム・カードゲーム類をいくつか買いこむ。おかげで、予定外の大荷物を抱えることとなった。

 確か、開始は16時30分だった。少し余裕を持って行ったほうがいいだろう...と、16時頃に赤阪に着く。
 まずは会場のホテルの場所を確認。
 会場に向かう前に、帰りの地下鉄の駅を確認しておこう思った。
 地図上で、ホテルの場所を手がかりに地下鉄の駅の場所を確認し、歩いて移動する。

  
道に迷った。

 たっぷり1時間歩き回った後、元のホテルの前に戻ってきて気づいた。

 最初に確認したのは、目的地のホテルではなかった。

 17時頃になってようやく地下鉄の駅を発見。場所を覚える。
「遅刻しちまったなー」と思いながら会場に向かう。

 受付が始まっていなかった。

 開始時間は16時30分ではなく、17時30分だった。
 仕方が無いので、ボーッと開場を待つ。

 開場。
 色々と各地の酒を試飲して回る。
 が、しばらくして体力が限界に近づく。
 一日中あちこち歩き回ったことに加え、道に迷ってから会場に辿り着いてイベントがはじまって、その間いちども腰を下ろしていない。ずっと立ちっぱなしである。いい加減、足が痛くなってきた。
 まだ終了まで時間があったが、やむを得ず、お土産の吟醸酒をもらって途中退出する。

 地下鉄に乗って帰路につく。
 シートに座っていると、疲れに襲われて半分眠りかける。
 うつらうつらしていたところで、乗換駅に着いたことに気づく。
 慌てて荷物を取り、電車を下り、エスカレーターに乗って乗り換えホームに向かう。
 と、ここで、荷物を確認する。
 カバンはある。ゲームの袋はある...

 土産にもらった酒が無い!

 地下鉄車内に置き忘れたらしい。
 慌てて駅員に頼んで先の駅で確認してもらうが、終点まで行っても見つからなかった。
 結局、翌日も翌々日も、忘れ物センターに問い合わせたりしたのだが、酒は完全に行方不明となった。

《教訓:酒を飲む前にゲームを購入しない》


2001年10月12日(金)
 飲み会があった。
 同じテーブルにいた某さん(♀)が、ワインをグラスに注ぐ手つきが手馴れている、という話題になった。
某「昔、バイトでやってましたから」
 「水商売?」
 水商売ではなく、ホテルのレストランでアルバイトをしていた...ということを言おうとして、彼女は言った。
某「ホステスじゃありませんよぉ。ちゃんと、ホテルでサービスしてたんですから」

《教訓:不用意に省略しない》


2001年10月 1日(月)
 タレコミがあった。
(情報提供ありがとうございます。>森脇さん)

森脇です。
2chの特撮板で、見覚えのある文章を見かけました。
↓の50。

http://natto.2ch.net/test/read.cgi/sfx/995276061/

宮崎さんはアギト見てない率が高かったと思うので書いておきますが、
北條透というのは『仮面ライダーアギト』の準レギュラーで、
怪人と戦うため警察が開発した強化装甲服の装着員になることを熱望していながら、
氷川という準主役にその任務を奪われ、彼にさんざん嫌味を言ったり、
その装甲服を着て出動できたと思ったら武器が通用せず泡くって逃げたりする、
ある意味一番の人気キャラです。彼、ちょっと額が広いのです。

 誰ですか? 先生は怒らないから、正直に手をあげなさい。
(参照→ここ


2001年 9月26日(水)〜30日(日)

 旅行に行っていた。
 本当は、前年と同様に「旅先から毎日HPを更新」ということをやりたかったのだが、事情(1日目その4/モバイル編を参照)によりできず、メールを使って旅日記を書いていた。
 以下、そのメールの内容である。

 1日目その1/出発編
 1日目その2/シーガイア編
 1日目その3/宿泊編
 1日目その4/モバイル編
 2日目その1〜その4
 3日目その1〜その3
 4日目その1〜その3
 おまけ


2001年 8月25日(土)
 現在、使用しているマシン(ノートパソコン)のハードディスクを大容量のものに交換することにした。
 メモリ増設は店でやってもらえたのだが、ハードディスクは自分でいじらなければならない。
 と、いうわけで、持ち帰り、ドライバー(デバイスドライバーじゃなくて、ネジ回しの方ね)を片手に作業に取り掛かる。

 細かい部品が多い。無くしたらえらいことになる。部品をなくさないよう、充分に注意しなければ...

 と、気合を入れてマシンの分解をはじめて5分後。
 ドライバーを無くした。

《教訓:手に持っている道具を座布団と座椅子の間に落とさない》


2001年 7月16日(月)
 最近、引越しをした。
 そんな訳で、色々と手続きが必要となる。この日は、自分が利用している某携帯電話会社に住所変更を出しに行った。

 ところで、これを書いている私の本名は「宮崎」である(「MYA」というハンドルネームもこれに由来する)。

 が。
 私の名は「崎」であることが判明した。
(この日に気づくまでずっと、料金明細等は、この名前で送付されていた)

某携帯電話会社の書類より


2001年 7月 6日(金)
 会社で、グループ内進捗会議があった。
 その事前準備時の会話。

U氏「資料って、全部でいくつ用意すればいいんだっけ?」
私「ええと、普段は12部なんですけど、今日は2人いないんで...」
U氏「わかった。14部だね
私「なんで足すんですか!?」

《教訓:差分を出すときは引き算をする》


2001年 4月29日(日)
 知人たちとカラオケに行った。
 今年、「日本バカカード協会」にて「2001年 府中の旅」と題するイベントが府中で開催されていたり、自分たちでも、そのパクリ企画が出ていたりするのだが、それは余談。

 そんな関係で、「宇宙縛り」カラオケを行うことになった。

宇宙縛り・ルール

1.歌詞に「宇宙」という単語の入った歌しか歌ってはいけない。
2.アニメソング・特撮ソングは禁止(認めてしまうと、いくらでも歌があるから)。
3.歌詞の「宇宙」という個所は「府中」に換えて歌う。(今回の限定ルール)
 「アニメ・特撮禁止ルール」が意外と厳しい。
 皆で「ボーイフレンド」(♪府中に靴飛ばそう〜)とか、「ロビンソン」(♪ルララ 府中の風に乗る〜)とか「僕らが旅に出る理由」(♪遠くから届く府中の光〜)とかと続けて行ったが、次第に
 ・ネタが尽きた
 ・歌ってみたら歌詞に「宇宙」が入っていなかった
 等により脱落してゆく。

 まだ持ちネタにストックのあった私は、こりゃ楽勝だなと思った。
 とりあえず、余裕たっぷりに「想い出がいっぱい」を選曲した。
 「♪手に届く府中は〜」
 のところで、『ああ!』とか『その手があったか!』などという反応を受けて、内心、非常に得意げであった。

 歌い終わって、聞いていたM氏(私ではない)が言った。

M「それ、『みゆき』の主題歌だから、アニソンじゃないですか」
私「...し、しまったあぁぁぁっ!!」

《教訓:あんまりマニアックなネタを日記に書かない》


2001年 4月 2日(月)
「一年の計は年度はじめにあり!」
 今日一日が今年度最初、仕事の日だ。
 今日の進み具合によって、今年度の仕事運が左右されるのだ。気合い入れていくぞ!

 ...と、正月の初仕事の日と同じように意気込んで出社し、自分の席のPCを立ち上げた。
 一時間後。マシンがクラッシュした。
 環境再構築でほぼ半日が潰れた。

《教訓:既存のモノを捻じ曲げて、勝手にジンクスを作らない...という教訓を得たら、それを次に生かす》


2001年 3月12日(月)
 職場での会話。
 テキストエディタの置換機能の使い方を知っているかどうか、離れた席にいる2人がやりとりしていた。

A「ねえ、チカンしたことある?」
B「うん、あるよ」

 周囲の会話が凍りついた。

《教訓:置換は犯罪ではありません》


2001年 2月 1日(木)
 職場で受け取ったメール。

>7.居室内等禁煙
>  ●●●センタの敷地内で灰皿(●●●総務部において設置したもの
>  に限る)の設置していない場所での禁煙の禁止

 タバコを吸っている人は、やめてはいけないらしい。

《教訓:二重否定は肯定》


2001年 1月26日(金)
 知人Sと、某テレビドラマについての話をしていた。

S「○○(ドラマタイトル)面白いでしょ?」
私「うん。勧められてみたけど、面白いわ。あーいうの、すごく好み」
S「私、○○が気に入ったから、フジテレビファンクラブ入会申し込みしちゃった」
私「...○○を放送してるのって、テレビ朝日なんだけど...」


2001年 1月 9日(火)
 朝、会社に行く前にテレビの天気予報を見た。
 雨が降ると言っていた。
 出かけるとき、忘れずに傘を持ち、自転車にまたがった。

 電車に乗り、会社の最寄駅で降りると、予報どおり雨が降り始めた。
 傘を自転車に置き忘れたことに気づいた。
 コンビニで傘を購入した。
《教訓:雨が降る日は、傘を持って行くだけでなく、それを手の届くところに置いておく》


2001年 1月 4日(木)
「一年の計は仕事はじめにあり!」
 今日一日が今年最初、今世紀最初の仕事の日だ。
 今日の進み具合によって、今年一年の仕事運が左右されるのだ。気合い入れていくぞ!

 ...と、勝手に意気込んで出社し、自分の席のPCを立ち上げた。
 いきなりマシンがクラッシュした。
 環境再構築でほぼ一日が潰れた。

《教訓:既存のモノを捻じ曲げて、勝手にジンクスを作らない》


2001年 1月 2日(火)
 中学時代の同級生2人と会い、久しぶりに会って飲んだ。
 どうでもいいような会話の流れから、近所に有る理髪店の話になった。
 聞いていた、某が言った。
某「あそこの床屋、ダメだよ。切ってもすぐ伸びるんだもの」

《教訓:理髪店の中には、髪を早く伸ばす技術を持つところがある》


2000年12月29日(金)
 生まれて初めて、某有明の日本最大の同人誌販売イベントに行った。
 「東ホール」と「西ホール」があった。特に理由も無く、ただ何となく「東」に行った。

 知人より、前もって
「ああ、1日目はあまり混まないから。カタログなんか買わなくても大丈夫ですよ」
 と言われていたので、カタログ類は持っていなかった。
 あまりのひとごみに、途方に暮れた。

 仕方無しに、会場でカタログを購入した。
 自分の目当ては電源不用ゲームのみ。見ると「西」に
「ゲーム(その他)」の文字が。
 西に移動した。

 西会場。
 それらしき場所をウロウロしたが、どこにも自分の求めるような出品が無い。
 また途方に暮れて、カタログを開いた。
 「東」に「電源不用ゲーム」の文字が。
 再度、東に移動した。

《教訓:近頃の日本語では、「あまり混まない」という言葉は完全に変質している》


2000年12月26日(火)
 無茶苦茶、寒かった。
 帰宅後、自室にて席に着いた。
 暖房をつけた。

 全然、暖かくならない。
 数時間待っても、まだ部屋は暖まらない。
 足の先が冷たくて、気分が集中できない。
 寒さに耐えることしか考えられず、何もする気になれなかった。

 結局、あきらめて寝ることにした。
 寝る直前に、エアコンを止めようとして気づいた。
 冷房だった

《教訓:寒い時には暖房をいれる》


2000年12月 9日(土)
 週休2日制に従い、休みを取っていると、会社から電話がかかってきた。
 今日、または明日、出社できないかと言われたので、

「今夜は夜間に予定があるので無理です。
 明日は行けないこともないですが、徹夜明けのボーッとした頭で仕事することになるので、勘弁して欲しいです」

 と、言うと「わかった」との返事。

 しばらくして携帯に、職場の別の人からメールが届いた。

話は行っていると思いますが、明日、○○(会社の所在地)に集合してください」

 確かに、話は聞いてるけど...

《教訓:「聞く」と「承知する」は全く異なる。だが、必ずしも別の意味に解釈してもらえるとは限らない》


2000年11月20日(月)
 前日の朝に出社し、そのまま徹夜勤務をして、朝になっても仕事を押し付けられて帰らせてもらえず、朝食も昼食も食べられず、結局、一睡もしないまま夜まで拘束された。

 ...と、いう勤務を最近したので、そのことを職場にWに話した。
 彼は言った。

「(睡眠も取れずに食事も取れなかったことについて)人間の基本三大欲求のうち2つが満たされなかったんですね。そりゃ辛いですね」
「いや、別に、だからって性欲が満たされてたわけじゃないんだけど...」

《教訓:勤務中に性欲を満たさない》


2000年10月24日(水)
 うちの会社の給与明細に入っていたおしらせ。
 日帰りで人犬になれるらしい。
人犬のご案内1

人犬のご案内2
《教訓:うちの会社にはスラムキングがいる》


2000年10月15日(日)〜20日(金)
 旅行に行っていた。
 以下、旅先にノートパソコンを持ち込んで毎日アップしていた日記の再掲載である。
(一部、再編集)



2000年10月13日(金)
 職場でノートパソコンのVAIOノートを使っている某氏が、電源コードに足をひっかけて転んだ。
 それを横で見ていて、思わず言った。
「これが本当のバイオ・ハザードですね」

《教訓:ベタベタでも気にしない》


2000年10月10日(火)
 某日本最大の携帯電話会社の小冊子「●●●ショップのご案内」より。
SHOP ERIA MAP
《教訓:「エリア」の綴りは「AREA」》


2000年10月 5日(木)
 職場の新人と、プログラムの動きについて話をしていた。
 理解度を確認するため、本人に動作を説明することになった。
 口頭の説明ではわかりにくいので、図を描け...と、いう意味で、ついうっかり、私は言った。

「それじゃ、この構造体の1バイトを1マスとして、マスをかいて説明してよ」

《教訓:勤務中に、後輩にマスをかかせない》


2000年 7月15日(土)
 会社の人間と麻雀をした。
 場代は、1日利用して4000円。その間、飲み放題食べ放題である。
 最初からビールを飲みまくっている者もいたが、自分は

「アルコールが入ると、集中力が持続できず、負ける!」

 と言って、コーヒー(普通の利用でも飲み放題)ばかり飲んでいた。

 ズブズブと負けつづけた。

 利用時間も最後に近づいた。
 半分ヤケになって、

「どうせ飲み放題なら、利用しないと損じゃ!」

 と、アルコールを注文して飲み出した。

 バカ勝ちした。

《教訓:麻雀で大事なものは、集中力よりもアルコールである》


2000年 6月13日(火)
 ある会話。

「鬼気迫る、って表現ありますよね。私、あれ、CRISIS の危機が迫る...という意味かと思ったことがありましたよ」
「ありがちだね」
「樹木迫るって、別のもんが迫ってくるんだったら嫌ですね。樹木希林が迫ってくるの」
「ああ、別のものっていうから、俺、サンリオのキキとララの、キキが迫るのかと思った。
 『なあ、ララ。いいだろう』
 とか言って」
「なるほど。それで“キキ一発!”となるんですね」

《教訓:良い子は、深く詮索しない》


2000年 6月10日(土)〜11日(日)
 会社の仲間と、山梨県の山奥に遊びに行った。
 キャンプ上でバーベキューして釣りして釣った魚を焼いて食べて、撤収。
 宿は近くの民宿(企画メンバーの「旅館派」と「バンガロー派」と「日帰り派」の争い末に「旅館派」が勝利をおさめた結果であり、ついでに「旅館派」筆頭だったS氏は日帰りしてたりするのだが、それは余談)。

 と、ここで幹事のM本氏が告白した。

「実は俺、今夜の宿の場所も名前も知らないんだよね」
「はあ?」

 キャンプ場の予約の際、

「近くに旅館かなんか、ありませんか?」

 と聞いたところ、キャンプ場の管理人のオヤジに

「ここから500メートルぐらい行った、近くのところだから、すぐわかりますよ」

 と言われたらしい。
 ところが、いざ撤収と言う段になり、管理事務所が、すでに閉まっていることに気づいた。当然、管理人のオヤジはすでにいなくなっている。
 やむなく携帯電話で道を聞き、車2台+バイク1台で宿に向かう。

 宿に着かない!

 道はどんどん狭くなって行き、いつしか舗装は消え、人気は途絶え、人工物の姿は見えず目に入るは草と木ばかりで、ほとんど獣道に近くなって行く。 不審に思って、カーナビの画面をスクロールさせて先を見ると...

「あ、この先、道が消えてるよ!」

 明かに、道を間違えている。
 携帯電話の表示は、みな「圏外」。仕方無しに道を引き返すが、車をUターンするスペースも無い。2台の車はバックしながら長距離を引き換えす。
 結局、携帯電話の電波が入るエリアに戻って宿に電話し、迎えに来てもらうことになった。

 やっとのことで宿に着く。

500メートルというのは、もしかして垂直距離のことだったんですか?

 と言いたい気持ちをぐっとおさえる。

 宿のもてなし自体に不満は無かった。
 深夜遅くまで麻雀をして、某氏がドラ表示牌が発なのを見て 「えーと、白、発、中だね。白、発、中だから...よーし、白来い、白ツモれ!」  などと言って周囲の爆笑を招くといった微笑ましいエピソードもあったのだが、それは余談。

 翌日、帰りの車の中で、幹事のM氏がつぶやいた。

「結局、夕べ泊まった宿の名前、なんつったっけ...」

 答えられる者はいなかった。

《教訓:宿泊施設を利用するときは、最低限そこの名前ぐらいは覚えておく》


2000年 6月 3日(土)
 知人達と、集まって「マキャベリ」をやった。
(ちなみに、マキャベリというのは、ルネッサンス期のイタリア半島を舞台にした、多人数外交交渉ゲームである)
 プレイヤーは8人で、登場する勢力は、ローマ教皇、フィレンツェ、ベネツィア、ミラノ、ナポリ、フランス、オーストリア、トルコ。

 私はトルコを担当し、最終的にはベネツィアと並ぶ2位タイとなる好成績。
 ちなみに優勝は、ローマ教皇であった。

「つまり、イタリアは教皇を中心とした神の国、というわけですね」

 いやあ、タイムリーだなぁ。

《教訓:その場で、「みんな帰ったら、自分のホームページにこのネタを書くんだろうなあ」などと言われていて、実際にその通りのことをやっている自分がここにいたりするが、気にしない》


2000年 5月30日(火)
 朝、職場に電話がかかってきた。
 同じチームのHさんからだった。

「今日、頭が痛くて歩くこともできないんで、休みます」
「わかりました。伝えておきます」

 私は、

「Hさんは、頭が痛くて歩けないので休むそうです」

 と、言おうとして、大声で

「Hさんは、頭が悪いので休むそうです」

 と言った。

《教訓:頭が悪くても休まない》


2000年 5月22日(月)
 昼に、コンビニの「ビビンバ焼肉弁当」を買ってきた。
 自分の机で、弁当のフタをあけ、添付の辛味噌のかけようとする...と
 タイミングよく、いきなり私に話し掛ける人がいた。

「ねえ、ちょっといいかな」
「え゛!?」

 同時に振り向いた私の手元が狂い、弁当にかけるはずだった辛味噌は、

 べちゃっ!

 と、パソコンのキーボードに付着
 ちょうど、「^」と「¥」と「BackSpace」と「「」と「ENTER」のあたりが辛味噌色に染まる。

「.....」
「.....」

 気まずい沈黙。

 放っておくわけにもいかないので、慌ててチリ紙で拭き取ろうとする。が、キーの奥まで飛びこんだ液体は、そう簡単には綺麗にならない。キーを外し、OAクリーナーまで持ち出しての大掃除になる。

 なんだかんだと昼休みも終わり、食事も取ったし汚れも取れたので業務に戻った。

 業務でキーボードを叩きながら、思い浮かぶはキーボード掃除の光景。
 キーボードの奥は、意外と汚れていた。
 そりゃそうだ。キーを外しての掃除なんて、滅多にやりゃしない。そこへ塵やら髪の毛やらゴミやらが溜まりに溜まりまくっている。普段は目に触れないので全く気にならないが、私は、その裏側を見てしまった。そうなると、キーの隙間から目に入るキーボード奥のゴミが気になってし方が無い。
 さらに気になるのは、一部だけ綺麗になったキーボード。
 大部分は薄汚れて黒ずんでいるのに、「^」と「¥」と「BackSpace」と「「」と「ENTER」のキーだけが、まるで新品のようにピッカピカ。

 落ち着かない!

 キーボード掃除がしたい。
 この、中途半端に、一部だけ汚れの落ちたキーボードはなんとかならんのか。全体が薄汚ければ何の気にもならないのに。いつか、時間を作って徹底的に大掃除をしなければ。もし、深夜作業なんか入ったなら、待機時間を使って掃除ができる...
 と、思っていたら。

「悪いんだけど、今日、夜間の対応してくれないかな」

 いつもなら悪魔の宣告であるその言葉が、天の声に聞こえた。

 おかげさまで、翌朝までに、私のキーボードは全面的に新品同様ピカピカに生まれ変わった。

《教訓:キーボードの一部だけを汚すのは、深夜作業の入りそうな日にする》


2000年 5月21日(日)
 知人のSさん、Mさん、Yさんと共に雀荘に行って久しぶりに麻雀してきた。
 最初の半荘こそなんとか浮いたものの、あとはズブズブと沈みつづけ、最後に 至ってはハコ寸前というていたらく。

Sさん「最初はみんな、久しぶりで調子つかめなかったみたいだけど、最後の方 は実力出してきたみたいだね」
私「ってことは、最後にボロ負けした俺は、これが実力かい!?」

 ちなみに総合順位は、Sさんが4位、Mさんがビリから3番目、Yさんが最後 から数えて4番目、私は栄光有る3位であった。

《教訓:「かんぽ」の速報のスタッフ近況に書いたネタの使いまわしだったりしても、そんなことを気にする奴はゲーム会に来てなおかつここを読んでいるという、ごくわずかな人間だけなので、気にしない》


2000年 5月13日(土)
 調べモノを依頼するために、職場に電話した。

「あのさ、ちょっと調べてもらいたいんだけど。まず、マシンを立ち上げて、○○サーバーに入って××フォルダを開いて...」
「...すみません、ちょっと電話が遠いんですよ。私の携帯まで、かけなおしてくれませんか?」
「はいはい、了解」

 相手の携帯電話にかけなおす。

「もしもし? 今度はちゃんと聞こえる?」
「声はさっきから聞こえてます。電話の場所が、マシンの場所から遠かったんです」

《教訓:会話は慣用句表現だけを用いるとは限らない》


2000年 4月26日(水)
 就寝前の現実逃避に、某所チャットルームに入る。
 「銃夢ハンドルネーム問題」(注)なる騒ぎが起こっているらしいことを聞く。
 おかげで翌日は日曜の代休で休みだったのだが、たまの休みだというの に、ついつい久しぶりに“ねっとさーふぃん”(それもテレホタイム外)などに手 を出して長時間を潰してしまったのだが、それは余談。

 で。
 チャットで私にこの件を教えてくれたのは、文筆業を営んでいらっしゃる、「み ゃあ」さんであった...

MYA>あ、私、プロのライターとハンドルネームが同じだ。このハンドルネームの使用を承諾して頂けますか?>みゃあさん
みゃあ>あははは。訴えるかも
(注)漫画家が、自分の作品名と同じハンドルネームを使っている人に 「使うのをやめろ」と言って使用をやめさせたという事件らしい。


2000年 4月24日(月)
 職場での会話。
「そういや、もうすぐゴールデンウィークなんだな。気がつかなかったよ」
「ゴールデンウィーク? なんだ、そりゃ。俺、知らねぇ」
「教えてあげましょう。ゴールデンウィークとは、日本のごく一部に伝わる、何日間か連続して休暇にしてしまおう、という変わった風習のことなんです」
「ふーん。信じられないな」
「さらに、もっと信じられない情報もありますよ。日本の一部では、毎週、土曜日と日曜日は常に2連休、という、風習まであるそうです」
「私、はじめて聞きましたよ」
「すげー、まるで別世界だ」

《教訓:最近、ここのネタといったら仕事の愚痴ばかりでマンネリっぽくなってきたので、そろそろ控えよう》


2000年 4月1日(土)
 今日も今日とて、土曜の深夜だというのに仕事。

 この日、書いたメイル。

「私は今、とっても幸せです。
 こんな仕事ができることを誇りに思います。
 友達がみんな無駄な時間を消費している休日や深夜にも、こうして有意義に過ごせるとは、なんて素晴らしいことなんでしょう。
 このプロジェクトに一生かかわって、それこそ人生の全てを捧げ尽くしたいと思います。

 ところで、今日は4月1日ですね」


2000年 3月27日(月)
 仕事で、プログラムのソースコードを見ていると、プロジェクトリーダーのA氏が言った。

「ここは、このシステムでクジラが死ぬところだからね」
「...は?」

 聞いていたもの、意味がわからず聞き返す。
「ほら、北極海の底深くに、死期を悟ったクジラが集まっていくってやつ

 誰も、そんな話を聞いたことが無い。と、いうより、話の関連が全く見えず、回答しようが無くて混乱する。

「だから、あれ、何て言ったっけ。聖域を英語で...」
「サンクチュアリ、ですか?」
「そうそう、それ! サンクチュアリだから、重要なの。プログラムのここは、滅多なことではいじっちゃいけないから」

 最初から「聖域」って言ってくれれば、わかるんですけど...

《教訓:無理に英語を使わない》


2000年 2月 4日(金)
 連日の残業、徹夜、休日出勤が続いている日。
 この日も、仕事で徹夜作業をした。
 途中で、ひとりが近所のコンビニに買い出しに行くことになった。
 みんなで「ハンバーグ弁当」だの「リポビタンD」だの「キャスターマイルド」だのと注文を出す。

「えーと、他に欲しいものない?」
 私は言った。
「私、休みが欲しい...」

《教訓:コンビニで休みは売っていない》


1999年11月29日(月)
 職場のI氏が休んだ。
 朝、所在を示すホワイトボードには、「休」と書いてあった。

 昼頃。
 I氏が休んだのは、松田聖子のコンサートに行くためだ、という情報が流れた。
 ホワイトボードには、誰が追加したのか
「休 聖子命!」
 と書いてあった。

 帰り際。
 さらに書き足しされ、
「体 橋本聖子命!」
 と書いてあった。


1999年11月 4日(木)
 業務で流れたメイル。
「本問題は、集結する方向に向かうと思われます」

 いくら誤字とは言え、集まっちゃいかんでしょう(ただしくは「終結」)。

《教訓:集結しない》


1999年 9月30日(木)
 私のメイルでは、シグネチャに「本日のバカ」と題したバカカード作品を書いて、時々変更している。
 3日前より、
「核実験は破裂することがありますので、責任は負いかねます」
 としていた。

 東海村の臨界事故が発生した...

《教訓:言霊の魔力を侮らない》


1999年 9月19日(日)
 某レストランで昼食を取ることにした。

店員「おタバコは、お吸いになりますか?」
私 「いいえ、吸わないです」
店員「禁煙席と喫煙席、どちらになさいますか?

 ...聞くか? そういうことを。
 さっきの質問は何だったんだ?

私 「じゃあ、禁煙席で」
店員「申し訳ございません。ただいま、禁煙席は満席ですので、喫煙席の方でよろしいでしょうか」

 ...だから、さっきの質問は何だったんだよ?

《教訓:すべての質問が意味の有る質問とは限らない》


1999年 8月27日(金)
 会社のSさんは、毎週のように土曜日も日曜日も出勤して、バリバリ働いていた。

 そんなSさんが、結婚することになった。
 ...が、式を2日後に控えたこの日も、会社で徹夜をしていた。

 社員規則を読んでいたSさんが言った。
S「あ、会社の規則によると、結婚すると2日も特別休暇が取れるんだ。知らなかったよ」
 「それよりSさん、知ってました? 会社の規則によると、土曜日と日曜日って休みなんですよ」


1999年 8月12日(木)
 朝、会社に行くために電車に乗った。
 車内はガラガラだった。
 珍しく、座れた。
「やった、なんか今日はラッキー!

 数分後、気がついた。
 世間が夏休みだお盆休みだと言っている時に通勤電車に乗っている...という時点で、 実はラッキーでもなんでもない のである。

《教訓:幸せでいたければ、物事を深く考えない》


1999年 8月 6日(水)
 有給休暇の権利を行使して、会社を休んだ。
 暑かった。とにかく無茶苦茶、暑かった。
 ここ3年ほど使用しなかったクーラーを使うことにした。
 窓を閉め切り、冷房の準備OK、と、思ったら、クーラーのリモコンが見つからない
 室内はモノが散乱して散らかり放題。こりゃ、探すのは骨だ...との考えにいたり、リモコンの探索と共に部屋掃除を行った。

 90分後。汗だくになって掃除した結果、室内はいくらか整理された。
 リモコンも発見された。
 スイッチを入れた。室内は涼しくなった。
 と、ここで、今まで冷房も入れていないのに部屋を完全に閉め切っていたという事実に気づいた。

《教訓:真夏の暑い盛りに部屋を閉め切るのは、冷房を入れるときだけにする》


1999年 7月28日(水)
 職場の某さんと私の会話。
某「あのさあ、8月の11日って、何日だっけ?」
私「11日だと思いますけど」

《教訓:11日は、11日である》


1999年 7月24日(土)
 渋谷の某デパートで、ふと見ると「だいぶ美味いもの祭り」との張り紙が。
 なんか、ファジィな広告だな...と思ってよく見たら、
大分(おおいた)うまいもの祭り」
 だった。

《教訓:「だいぶ」と書きたいときは平仮名表記すべし》
(漢字表記の「大分」を読み間違えることの対策にゃならんけどね)


1999年 5月30日(土)
 電車に乗るために駅に行った。
 ちょうど自分が着いた時、乗るべき電車が高架の上を走って来た。
 自分の買う切符は1000円以上。しかし、千円札を使える券売機はひとつしかない。その前には何人もの人間が。
「えーい、出るときに清算すりゃいいや!」
 空いていた、隣の券売機の前に立ち、200円を投入した。

 200円が、そのまま戻ってきた。

 もう一度いれても、同じ。
 何度か繰り返しているうちに、電車は駅を出ていった。


1999年 5月29日(土)
 深夜作業があった。
 今年配属された新人のFが一緒だった。
 こういう徹夜は大丈夫か? 慣れているか? と、いうことを尋ねた。

 Fは、「最近は、徹夜のような夜型の生活を送っていない」...と、いうことを言おうとして(だと思う)、こう答えた。

「最近、夜の生活には御無沙汰していますので...」

《教訓:御無沙汰しない》


1999年 5月27日(木)
 仕事で出張に行った。
 パソコンを借りて使用した。
 ふと、ハードディスク内に画像ファイルがあるのに気づいた。
 何の気なしに、開いてみた。

 画面いっぱいに、

 無修正おっぴろげ写真!

 が表示された。

 焦った。
 周りでこちらに視線を向けていた人は、一瞬だけ目を留めた後、なにごとも無かったように仕事を続けた。

《教訓:職場で、得体の知れない画像ファイルを開くときは、まず周囲に誰もいないことを確認してから》


1998年11月15日(日)
 休日出勤があった。
 朝早く、会社に向かった。
 会社に着いた。
 誰もいなかった

 昼頃から、他の人も来はじめた。
 夜から徹夜作業を行うため、担当からの内容説明を受けることになっていた。
 が、その肝心の担当者が来ない。
 電話をかけた。
「あれ? 月曜日にすればいいと思ってたんですけど...」

 なんだかんだとあって、作業の始まる予定の21時になった。
 電話が入った。
「マシンの調子が悪くて、作業ができない状態になっています。しばらく待機していてください」

 22時を過ぎた。
 ついに、今夜の作業は不可能との連絡を受けた。
 仕方が無いので、解散となった。
 このまま飲みに行こうということになった。
 駅前に繰り出した。
 と、駅前まで来て、私だけ財布に金が入っていないことに気づいた。
 ひとり帰宅した。


1998年11月14日(土)
 休日出勤があった。
 朝、起きた。
 食事や歯磨きや洗顔などを済ませ、着替えた。
 今日は休日出勤だから、私服でいいんだ...などと考えていた。
 ふと我に返るとワイシャツにネクタイをしめていた。

《教訓:朝、起きたら脳ミソも目を覚ます。せめて、着替えをする時には》


1998年10月26日(月)
 仕事で、朝から遠くまで行かされることになった。
 いつもより早く起き、眠い目をこすりつつ電車に乗った。
 事故が発生して電車が止まった。

 寿司づめ電車に一時間揺られ、ようやく乗換駅に着いた。
 今からなら遅刻は確実。現場のリーダーの人に、電話をいれた。
 相手は言った。
「俺、今日は休みなんだけど...」

 現場では、トラブルが発生していた。
 原因は、私の所属するチームが担当していた部分だった。
 一応、代表としての対処要員になっているので、対処した。
 他社の人の視線が痛かった。

 作業は遅くまで続いた。
 翌日も早いので、家に帰っていては3〜4時間しか寝れない。こうまでなったら、ホテルに泊まってしまった方がよい。そのために、着替えも洗面道具も用意してある。
 ホテルに予約の電話を入れた。
 満室だった。

 仕方が無いので帰宅することにした。
 もうバスが無いので、タクシーで最寄り駅に向かった。
 駅に着いた。
 目の前で電車が出ていった。

 終電で帰宅。
 さんざんだった一日を振り返りつつ、缶ビールを開けた。
 ぬるかった。

《教訓:ビールは冷やす》


1998年8月某日

《教訓:ハードディスクをクラッシュさせない》


1998年7月16日(木)
 13日に途中まで書いた契約書をもって、携帯電話を買いに行く。
 契約書を取り出して広げる。
 ...が、そこで、今日に限って運転免許証を忘れてきたことに気づく。
 購入は延期する。


1998年7月13日(月)
 会社の帰り道、電気屋に寄って携帯電話の購入を申し込む。
 機種は、いちいち性能を検討するのが面倒くさかったので、 一瞬で棚の一番上の一番端に置いてあった奴に決める。
 身分証明所として運転免許を見せ、契約書に必要事項を記入する。
 ...が、途中まで書いて、印鑑を持っていなかったことに気づく。
 購入は延期する。


1998年7月11日(土)
 携帯電話購入を決意。休日出勤の帰り道、買って行こうと考える。
 が、よく考えたら 金も印鑑も預金通帳も身分証明書も持っていなかったことに気づく。
 購入は延期する。


1998年6月26日(金)
 ひょんなことから、宇宙人の「リトルグレイ」の話題が出た。
 話していたうちの一人が、リトルグレイのことを知らなかった。 絵に描いて説明した。
「ほら、この前、解剖されるビデオが放送された、目が大きくて全身ツルツルで 体が小さいくてアタマが大きいやつ」
 彼は納得して一言。
「ああ、これアール・グレイって言うんですか」
 言わねえよ!

《教訓:紅茶は、地球人を誘拐したり変な金属を体に埋め込んだり死体を解剖されたりしない》 R


1998年6月25日(木)
 とある建物の廊下の大きなはめ込みガラス窓の前。 某氏が、立ち止まってガラスに手をかざして言う。
「あ、このガラスから風が吹いてきてるよ」
 別の某氏が、一緒に手をかざす。
「本当だ」
「すごいねえ。このガラス、風を通すんだ
「今日は、外、風が強いですからねえ」
 それを見ていたさらに別の某氏が言った。
「それ、エアコンの風がはねかえってるだけじゃないですか?」
 天井を見ると、そこには冷風を吐き続けるエアコンの送風口があった。

《教訓:ガラスは、風を通さない》


1998年6月21日(日)
 このページに、連日の仕事に関する愚痴を書いていた。
 が、アップロード直前、思い直して止めた。
 そんな話を聞かされたって、誰も楽しくないものね。

《教訓:職場の人間も読むかもしれない場所に、うっかりしたことは書かない》


1998年6月11日(土)
 仲間達と、飲みに行った。
 彼らが話す。俺も最近、頭髪が薄くなってきて云々。そのうちカツラに云々。
 ふっ、青いな。
 脱毛の年期が違う。中学時代から周囲に散々言われ続けた私など、 そんなことを気にする段階など通り越している。
 君らも、もう少し辛抱すれば ひらきなおりの境地に達して 明るく「はっはっは。毛が抜けた抜けた」などと言えるようになるよ
...と、言っておく。

《教訓:頭髪の悩みに、もっとも効果があるのは「ひらきなおり」である。》


1998年6月7日(日)
 かんぽのゲーム会があった。

《教訓:特に、わざわざ別ページに書くネタが無いのなら、無理して項目を作らない。》


1998年6月2日(火)
 帰宅時、電車の自動改札を抜けると、チャイムが鳴って扉が閉まった。 よく見ると、手元にはテレホンカード。 どうやら、定期券と間違えて自動改札に突っ込んでしまったらしい。
 ちなみに、そのテレホンカードは、磁気にやられたのか、使用不可能になってしまった。 数年前、小田急線でも同じことをやったのだが、その時はテレカは無事だったのに。

《教訓:東武東上線の自動改札に、テレホンカードを突っ込んではいけない。やるなら小田急線にすること》


1998年5月28日(木)
 職場の新人2人が、何やら言い合っていた。
 1人が、仕事で使うパソコンのデスクトップに、 MAX(タレントのグループのやつね)の画像ファイルを 貼り付けていることに端を発しているらしい。
「いい年してMAXなんかにハマってんじゃねーよ」
「おまえみたいに、椎名へきるにハマってる人間にだけは、言われたくないな」
 ...何か一言、突っ込みを書いてやろうかとも思ったが、 無闇に敵は作りたくないのでやめた。


1998年5月27日(水)
 仕事で、今日が締め切りの作業があった。
 締め切り時刻は何時かということを、 そこらへんの作業を管理してる責任者の人に問い合わせた。
「今日の11時まで、ということになっています」
 ちょっとまて。今は11時半だぞ。
 うちのチームは大騒ぎになった。 どう考えても、時間を溯らない限りは間に合うはずが無い。 結果、頭を下げて締めきり延長をお願いすることになった。
「すみません、どうか2時ごろまで待っていただけないでしょうか...」
 と、それに対する返事は
「2時? なんですか、それ」
「え...締め切りは、じゅういち時ですよね?」
じゅうしち時ですよ」
 だったらじゅうなな と言えよ、おっさん!

《教訓:世の中には、絵に描いたような古典的ボケをかます人間がいる。私だ。》


1998年5月20日(水)

《教訓:会社で、他人が使用しているマシンに対し、 使用者がいない間に設定をいじって、調子をおかしくして、 挙げ句の果てにハードディスクをフォーマットして、 OSを再インストールしたりしない》


1998年5月19日(火)
 1998年5月19日発行 読売新聞夕刊11面  TV情報コーナー「質問箱」より
Q. 「キリンジェット・ライムのCMに、チラチラッと出てくる男性は誰ですか。 すぐ画面が変わってしまうので、はっきりわからないのですが。
A.若い世代に人気のロックバンド「ルナ・シー」のボーカル、 河村隆一さんを起用しています。
 (中略)
 CMでは、メタリック調の空間にたたずむ河村がジェット・ライムを飲むシーンに、 爆発シーンを挿入。 インターネットの画面を見るような、スピード感のある 近未来的な映像と激しい効果音で、新商品の登場をアピールしています。 (キリンビバレッジ広報部)
 ...よっぽど速いモデムなんだね。


1998年5月15日(金)
 会社のエレベータで、同じチームの人と乗り合わせた。
 2人で、連日の残業に対して愚痴をこぼしあった。
「もう、いい加減にしてほしいよね」
「本当に、キツイですよ」
「パイプ椅子並べたベッドで寝ると、疲れるんだ、これがまた」
「残業代がいっぱい出るのはいいんですけど」
「俺は、残業代はいらないから、帰らせてくれ! と言いたいよ」
 エレベーターの中には、あと2人の人間がいたが、我々は構わず、 話し続けた。

 エレベーターの扉が開いた。
 その、一緒に乗っていた2名が降りた。 ふとみると、そこには面接会場との張り紙がしてあった。
「今の2人、もしかして入社希望者じゃ...」
「なんかとんでもない会話してたかもしれないね...」
 もし今年、うちの会社で内定辞退者が続出したとしたら、 そのうち2名に関しては、おそらく私の責任である。

《教訓:愚痴の前には周囲をよく見て 安全確認忘れずに》


1998年5月10日(土)
 知人と会ってカラオケで歌って飯を食った。
 気づくと雨が降っていた。
 傘がなかったので、濡れて歩くのも嫌だからとさっさと解散することにした。
 ちょうど別れ際に目の前にあった地下鉄の駅に飛び込んだ。

 帰りのホーム。電車待ちに、ベンチに座って鞄から本を取り出す。
 すぐ電車が来た。立ち上がる。
 鞄のファスナーを閉め忘れていたことに気づく。 鞄の中身がすべてホームにぶちまけられる
 電車のドアが開く。焦って拾い集める。
 発車のベルがなる。ますます焦って拾い集める。
 ドアが閉まる寸前。やっとの思いで中身を集めて飛び乗る。
 ホッと一息つく。窓からホームを見る。
...そこには、拾い忘れた私の筆入れがあった...

 慌てて次の駅で降りる。急いで反対側のホームに行こうとする。 が、構内に連絡通路がない
 駅員に事情を話し、改札を抜け、駅を出て地上に上り、 土砂降りの雨の中を横断歩道を渡り、 道の反対側の入り口から再び同じ駅におり、 改札を抜けて電車に乗る。
 元の駅でも駅員に事情を話して改札を抜け、 反対側のホームに移る。

 ほんの数分前にホームにあった私の筆入れが、すでに 行方をくらましていたのは言うまでもない。

《教訓:地下鉄銀座線の上野広小路駅や末広町駅では、 ホームに忘れ物をしてはいけない。特に雨の日は》


1998年5月 9日(土)
 書店で買い物をした。
 4110円だと言うので、5千円札と110円を出した。
 千円札のお釣を期待していたら、ぢゃらぢゃらと小銭が帰ってきた。
 レシートを見ると、4111円、 預かり5110円、釣り999円と書いてあった。 4110円というのは、聞き違いだった。
 おい店員。5100円受け取った時点で気づけよ


1998年5月 3日(土)
 知人宅に行き、徹夜で麻雀をする。純粋なる勝負としての麻雀である。 「賭けるは紳士の名誉のみ」
 私はつねづね思っているのだが、麻雀というのは、ゲームとして非常に優れている。 運と実力とが程よくブレンドされ、ただ勝負するだけでも面白いのだ。
 だから、金なんか賭けなくたって、麻雀は十分楽しめる。 世間一般の、「麻雀は金を賭けるもの」という見かたは、絶対に間違っている。

 ちなみにその日の私の成績は、2戦して2回とも4位。 紳士の名誉は跡形も無く巻き上げられた。
 あー、賭けてなくてよかった。
(徹夜した割に2回しかやっていないのは、他のゲームもやっていたため)。


1998年4月29日(水)
 以前からさんざん「ホームページ作るぞ」と言ってる以上、 えーかげん作らないといかんと考え、作りはじめる。
 他人のホームページのファイルをいろいろと保存し、ファイル名を変え、 内容をちょこちょこと変え、 「確か、あそこのページにはあんな表現があったな。 どんなタグ使ってるんだろ」 と思い出しては、そのページにアクセスし、ソースを覗く。
 めんどくさい。ひたすらめんどくさい。 素直にHTML作成ツールを使った方が良いだろうか。


1998年4月12日(日)
 修理に出していたマシンがようやく帰ってくる。 が、再会を喜ぶ間もなく「かんぽ」のゲーム会へ。
 先月のゲーム会の日に修理に出して、 ちょうど次のゲーム会の日に戻ってきた( 実際には、もっと早く直っていたのだが、平日は暇が無くて 引き取れなかったのだが)。
 修理代は2000円だった。安くすんでホッとする。


1998年4月10日(金)
 5日とは別のメンバーで、花見。場所は、上野公園。
 持ち寄りでビールと日本酒とワインが集まる。 集まった人間は4人。が、うち1人はアルコールが飲めない。
「さすがに、3人でこれを全部空けるのはキツいね」
「日本酒とワインは、どちらか片方だけということにしよう」
 と、言っていたのに、いつのまにか両方とも栓が開いている。 話が違うぞ、おい。 こらこらこら、勝手にビールを開けるな。まだ、こっちの缶が空いて ないだろうが!
 ...久しぶりに、散々に飲んだ日であった。


1998年4月5日(日)
 知人と宴会をした。 阿佐ヶ谷で集合し、途中で酒のツマミなどを買いながら善福寺川公園へ。 シーズンまっさかりなだけあって、 愚民どもが揃いも揃って桜の樹の下で 騒いでいる。
「どこかいいところないかねえ」
「ここなんかいいんじゃない」
「いやいや、もうちょっと探してみよう」
 などと言いながら川をさかのぼる。 結局、落ち着いたのは野球場のようなスペースの横、 屋根がついたベンチ。
「いい場所がみつかったねえ」
「ベンチもあるし、テーブルもあるし」
「荷物置き場もあるし、騒がしい客は近くにいなくて静かだし」
「...これで、桜さえ見える場所なら完璧なのにね...」

《教訓:花見は、桜の花が見える場所で》


1998年3月15日(日)
 「かんぽ」ゲーム会の日。
 出かける前に、近所のマツモト電器に、 ブッ壊れたマシンを持って行き (あんな重いモノ、もう一度、秋葉原まで持っていくのは御免だ)、 修理を頼む。
 どうせロクに使っていないので、ハードディスクのデータは、 みんな消えてもいいと申し添えておく。

 ゲーム会の詳細は、 レポートのページを参照されたし。


1998年3月8日(日)
 先週、購入したばかりのパソコン。 一週間目にして早くもハードディスクが吹き飛びやがった。
 お手上げ。すでに夜になっていて、明日も仕事なので、 放っておいてさっさと寝る。


1998年3月1日(日)
 知人某宅に遊びに行く。
 「そのうちパソコンでも買おうと思ってる」などと話したところ、 「いいモノがあるよ」と、いきなりインターネットに接続。
 彼のつないだ、中古安売りショップのホームページを覗く。 そこそこの性能で、そこそこの値段のマシンがあった。
「あ、これいいね」
「買うんだったら急いだ方がいいよ。台数限定だから」
 その場で決断。帰りに銀行に寄って金をおろし、秋葉原へ向かう。 計画性も何もない、衝動的買い物である。
 マシンは、宅配代をケチって持ち帰ることにする。
 その日の天気は雪。やがて雨に変わる。 片手で傘を差しながら、片手で巨大な箱を下げ、 カニ歩きで駅の自動改札を通過。 何度も小休止を入れながら階段を上り、 必死の思いで電車に乗り込んだ。
 その後、数日間、パソコン運搬で酷使した両腕の 筋肉痛に悩まされることになる。

《教訓:雨の日に、パソコンを買って、宅配を頼まずに電車で持ち帰ってはいけない。》


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